loadingIcon

FROM SIBERIA WITH LOVE

ラーゲリより愛を込めて

12.9[Fri]
第35回 東京国際映画祭 オープニング作品
運命に翻弄され再開を願い続けた2人−11年に及ぶ“愛の実話”

二宮和也   北川景子

松坂桃李   中島健人   寺尾 聰   桐谷健太   安田 顕

奥野瑛太  金井勇太  中島 歩  田辺桃子  佐久本 宝  山時聡真  奥 智哉  渡辺真起子  三浦誠己  山中 崇  朝加真由美  酒向 芳  市毛良枝
主題歌:「Soranji」Mrs. GREEN APPLE(ユニバーサルミュージック / EMI Records)  原作:『収容所(ルビ:ラーゲリ)から来た遺書』(辺見じゅん著/文春文庫刊)  監督:瀬々敬久『64‐ロクヨン—』  企画プロデュース:平野 隆 『余命1ヶ月の花嫁』  脚本:林 民夫 『永遠の0』  プロデューサー:下田淳行 刀根鉄太 辻本珠子 音楽:小瀬村 晶

共同プロデューサー:原 公男 水木雄太 音楽プロデューサー:溝口大悟 ラインプロデューサー:及川義幸 撮影:鍋島淳裕 照明:かげつよし 美術:磯見俊裕 露木恵美子 装飾:大庭信正 小道具:柳澤 武 録音:髙田伸也 編集:早野 亮 VFXスーパーバイザー:道木伸隆 VFXプロデューサー:小坂一順 スクリプター:江口由紀子 衣裳:大塚 満 ヘアメイク:那須野 詞 助監督:海野 敦 制作担当:馬渕敦史 制作プロダクション:ツインズジャパン  企画協力:清水香子 文藝春秋   配給:東宝

配給:東宝 ©2022『ラーゲリより愛を込めて』製作委員会 ©1989清水香子 東宝

この映画を企画したのはコロナ禍の始まる前でした。社会全体が窮屈で息苦しく、どんどん生きづらい時代になってきたと感じていました。

そんな折、山本幡男さんに出逢い、過酷な状況下でもあくまでも人間らしく生きようとする姿に心打たれ、前を向いて歩かねば、と鼓舞されました。
そして製作を進めていくなかで、『コロナ禍』、『ロシアのウクライナ侵攻』が起きましたが、そこでの様々な悲劇が私には「ラーゲリ」で起きた悲劇にとても似ているように感じられました。

この映画はいわゆる“戦争映画“ではありません。人間賛歌の映画であり、愛の物語です。出口の見えない閉塞感の真っ只中にある2022年、傷つき、苦しみ、希望を見いだせなくなった方々に是非観てもらいたい、心からそう思います。

企画プロデューサー

平野 隆

イントロダクション

運命に翻弄されながら再会を願い
続けた2人の
11年に及ぶ愛の実話―

「生きる希望を捨ててはいけません。
帰国(ダモイ)の日は必ずやって来ます。」
零下40度を超える厳冬のシベリアで、
死と隣り合わせの日々を過ごしながらも、
家族を想い、仲間を想い、
希望を胸に懸命に生きる男が実在した――

第二次世界大戦終了後、60万人を超える日本人がシベリアの強制収容所(ラーゲリ)に不当に抑留され捕虜となった。あまりにも残酷な日々に誰もが絶望する状況下において、ただ一人、生きることへの希望を捨てなかった人物…、それが山本幡男<やまもと はたお>である。ラーゲリでの劣悪な環境により栄養失調で死に逝く者や自ら命を絶つ者、さらには日本人捕虜同士の争いも絶えない中、山本は生きることへの希望を強く唱え続け、仲間たちを励まし続けた。自身もラーゲリに身を置き、わずかな食糧で過酷な労働を強いられていたが、仲間想いの行動とその力強い信念で多くの捕虜たちの心に希望の火を灯した。

そんなラーゲリで一筋の希望の光であった山本幡男の壮絶な半生を、その高い演技力と豊かな表現力で俳優・アーティストとして、多くの人々に希望を与え続けてきた二宮和也が演じ、映画化されることが決定。

そして、時代に翻弄されながらも愛する夫を信じて待ち続ける山本幡男の妻・山本モジミを、様々な役を演じ分ける実力派俳優として男女問わずに高い人気を得ている、北川景子が演じる。

更に、山本と共に極限のラーゲリを生き抜く捕虜仲間として、豪華キャストが集結。戦禍で友人を亡くしたトラウマから自身を「卑怯者」と思い悩む松田研三を松坂桃李、最年少でムードメーカーの新谷健雄を中島健人、昔ながらの帝国軍人として山本に厳しくあたる相沢光男を桐谷健太、過酷な状況下で心を閉ざしてしまう山本の同郷の先輩・原幸彦を安田顕が熱演する。また、山本幡男の長男・顕一の壮年期を、テレビドラマ「収容所から来た遺書」(93/CX)で山本幡男を演じた寺尾聰が担う。日本映画界を牽引する演技派俳優陣の共演により、観る者の心を掴んで離さない珠玉の人間賛歌がスクリーンに描き出される。

撮影は2021年10月下旬から12月下旬に行われ、2022年12月9日(金)に公開となる。生活様式や価値観が大きく変わり混沌とする現代にこそ贈りたい、鬱屈したこの時代に光を灯す、心震わす〈愛の実話〉が誕生する。

ストーリー

第二次大戦後の1945年。そこは零下40度の厳冬の世界・シベリア…。わずかな食料での過酷な労働が続く日々。死に逝く者が続出する地獄の強制収容所(ラーゲリ)に、その男・山本幡男は居た。「生きる希望を捨ててはいけません。帰国(ダモイ)の日は必ずやって来ます。」絶望する捕虜たちに彼は訴え続けた――

身に覚えのないスパイ容疑でラーゲリに収容された山本は、日本にいる妻・モジミや4人の子どもと一緒に過ごす日々が訪れることを信じ、耐えた。劣悪な環境下では、日本人同士の争いも絶えなかった。戦争で心の傷を負い傍観者を決め込む松田や、旧日本軍の階級を振りかざす軍曹の相沢らに敵視されながらも、山本は分け隔てなく皆を励まし続ける。更に、元漁師の純朴な青年・新谷には学問を教え、過酷な状況下で変わり果ててしまった同郷の先輩・原にも声をかけ続けた。そんな彼の仲間想いの行動と信念は、凍っていた捕虜たちの心を次第に溶かしていく。

終戦から8年が経ち、山本に妻からの葉書が届く。厳しい検閲をくぐり抜けたその葉書には「あなたの帰りを待っています」と。たった一人で子どもたちを育てている妻を想い、山本は涙を流さずにはいられなかった。

誰もがダモイの日が近づいていると感じていたが、その頃には彼の体は病魔に侵されていた…。体はみるみる衰えていくが、愛する妻との再会を決してあきらめない山本。そんな彼を慕うラーゲリの仲間たちは、厳しい監視下にありながらも、山本の想いを叶えようと思いもよらぬ行動に出る。そしてモジミに訪れる奇跡とは――

キャスト&キャラクター

  • 二宮和也Ninomiya Kazunari
  • 北川景子Kitagawa Keiko
  • 松坂桃李Matsuzaka Tori
  • 中島健人Nakajima Kento
  • 寺尾 聰Terao Akira
  • 桐谷健太Kiritani Kenta
  • 安田 顕Yasuda ken
  • 〈主な出演作品〉

    『硫黄島からの手紙』(06)

    『GANTZ』シリーズ(11)

    『母と暮らせば』(15)
    第39回日本アカデミー賞
    最優秀主演男優賞受賞

    『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』(17)

    『検察側の罪人』(18)
    第42回日本アカデミー賞
    優秀助演男優賞受賞

    『浅田家!』(20)
    第44回日本アカデミー賞
    優秀主演男優賞受賞

    『TANG タング』(22)

  • 〈主な出演作品〉

    『抱きしめたい -真実の物語-』(14)

    『探偵はBARにいる3』(17)
    第41回日本アカデミー賞優秀助演女優賞受賞

    『スマホを落としただけなのに』シリーズ
    (18、20)

    『約束のネバーランド』(20)

    『ファーストラヴ』(21)

    『キネマの神様』(21)

    『大河への道』(22)

  • 〈主な出演作品〉

    『孤狼の血』シリーズ(18、21)
    第42回日本アカデミー賞
    最優秀助演男優賞受賞、
    第45回日本アカデミー賞
    優秀主演男優賞受賞

    『新聞記者』(19)
    第43回日本アカデミー賞
    最優秀主演男優賞受賞

    『あの頃。』(21)

    『いのちの停車場』(21)

    『空白』(21)

    『流浪の月』(22)

    『耳をすませば』(22公開予定)

  • 〈主な出演作品〉

    『劇場版 BAD BOYS J 最後に守るもの』(13)

    『銀の匙 Silver Spoon』(14)

    『黒崎くんの言いなりになんてならない』(16)

    『心が叫びたがってるんだ。』(17)

    『未成年だけどコドモじゃない』(17)

    『ニセコイ』(18)

    『桜のような僕の恋人』(22/Netflix)

  • 〈主な出演作品〉

    ドラマ「収容所から来た遺書」(93/CX)
    山本幡男役

    『乱』(85)

    『夢』(90)

    『雨あがる』(00)
    第24回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞受賞

    『半落ち』(04)
    第28回日本アカデミー賞
    最優秀主演男優賞受賞

    『亡国のイージス』(05)

    『博士の愛した数式』(06)
    第30回日本アカデミー賞優秀主演男優賞受賞

    『さまよう刃』(09)

  • 〈主な出演作品〉

    『アウトレイジ ビヨンド』(12)

    『バクマン。』(15)

    『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』(16)

    『彼らが本気で編むときは、』(17)

    『火花』(17)

    『ビジランテ』(17)

    『ミラクルシティコザ』(22)

  • 〈主な出演作品〉

    『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』(18)

    『愛しのアイリーン』(18)

    『影裏』(20)

    『ホテルローヤル』(20)

    『私はいったい、何と闘っているのか』(21)

    『リング・ワンダリング』(22)

    『とんび』(22)

  • 山本幡男やまもと はたお

    事実無根のスパイ容疑により、
    妻と4人の子どもを日本に残して
    ラーゲリに収容される。
    妻との再会の約束を果たすため、
    「ダモイ(帰国)」を信じ、劣悪な環境の中でも
    捕虜たちを励まし、生きる勇気を与え続ける。

  • 山本モジミやまもと もじみ

    山本幡男の妻。
    元教師で、幡男が捕虜になってからは
    4人の子どもを女手ひとつで育て上げる。
    夫と交わした再会の約束を信じて
    帰国を待ち続ける。
     

  • 松田研三まつだ けんぞう

    戦場で足がすくみ戦闘に参加出来ず、
    目の前で友人を亡くした経験から、
    自らを「卑怯者」と思い悩む。
    心の傷を抱えながら、
    山本と共にラーゲリでの生活を送る。
     

  • 新谷健雄しんたに たけお

    生まれつき足が不自由なため
    徴兵されなかったが、漁の最中に捕虜となる。
    故郷の兄弟を常に気にかけ、
    労働作業中に出会った子犬をクロと名付けて
    食糧を分け与える優しい青年。
    教育を受けておらず、山本からは読み書きを教わる。

  • 山本顕一(壮年期)やまもと けんいち

    山本幡男の長男。
    10歳の時に満州ハルビンからの帰国途中、
    ソ連軍の爆撃に合い、
    父親とは離れ離れに。
    父の姿や言葉、家族の思い出を胸に、
    母を支える。

  • 相沢光男あいざわ みつお

    ラーゲリ内においても
    軍人時代の「軍曹」という
    自らの階級に拘り、
    一等兵であった山本や松田らに
    高圧的な態度を取り、
    特に山本を敵対視する。

  • 原 幸彦はら ゆきひこ

    山本にロシア文学の素晴らしさを教え、
    彼の人間形成に大きな影響を与えた
    同郷の先輩。
    ラーゲリで追い詰められた末に
    とってしまったある行動により、
    心を閉ざしてしまう。

  • クロ

    労働作業中の捕虜たちの
    前に現れた黒毛の犬。
    親からはぐれた様子を見かねた山本が
    ラーゲリに連れ帰る。
    新谷らに食料を分け与えられ、
    いつしか生活を共にするようになる。

原作

収容所ラーゲリから来た遺書』(文春文庫刊)

著者:辺見じゅん著
発行部数:250,000部(2022年8月現在)

【プロフィール】

辺見じゅん(1939-2011)

歌人で作家。富山県で生まれ、早稲田大学第二文学部卒。

私小説風から童謡・詩歌まで幅広い作品を手がけ、ノンフィクション作品においては丹念な聞き取りを元に構成していると評価が高い。

1984年、『男たちの大和』で第3回新田次郎文学賞を受賞。

1988年、『闇の祝祭』で第12回現代短歌女流賞を受賞。

1989年、『収容所ラーゲリから来た遺書』で
第11回講談社ノンフィクション賞を受賞。

1990年、『収容所ラーゲリから来た遺書』で
第21回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。

ノベライズ

『ラーゲリより愛を込めて』
(文春文庫刊)

原作・辺見じゅん 映画脚本・林 民夫

究極の愛を描く感動巨編映画『ラーゲリより愛を込めて』(2022年12月9日公開)の見どころを余すところなく伝えるノベライズ版。
涙なくしては読み進めることができない、驚きと感動で心が震わされる、究極の愛の実話。


詳細はこちら

主題歌

「Soranji」

Mrs. GREEN APPLE

【大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)コメント】

戦争映画とはただ言い切れず、人との繋がり、愛とは。信じ抜くことの尊さ、難しさを改めて教えてくれた、確認できた。 僕にとってそんな映画です。

だからこそ「Soranji」は生きる事への探究、深淵に触れるようなただならぬ感覚でなんとか制作することが出来ました。 皆様自身が歩んできた人生に、必ずどこかしらでリンクできる、寄り添える作品を作れたのではないかと思っております。

1人でも多くの方に、この映画が、この曲が届く事を願っています。

【Mrs. GREEN APPLE プロフィール】

大森元貴(Vo/Gt) 若井滉斗(Gt) 藤澤涼架(Key)

2013年結成。2015年EMI Recordsからミニアルバム「Variety」でメジャーデビュー。以来、毎年1枚のオリジナルアルバムリリースと着実なライブ活動を続け、2019年12月から行われた初の全国アリーナツアー「エデンの園」は東名阪公演(8万人動員)を即日ソールドアウト。

メジャーデビュー5周年となる2020年7月8日に初のベストアルバム「5」をリリースし、オリコン週間合算アルバムランキング、Billboard 総合アルバム・チャートにて1位を獲得。同時に『フェーズ1完結』を宣言し、突如活動休止を発表。

活動休止中にもかかわらず、2021年2月には、世界最大の音楽企業ユニバーサル ミュージック グループとタッグを組み、Mrs. GREEN APPLEの活動を拡張するためのプロジェクト『Project-MGA』を立ち上げる。また、主要ストリーミングサービスにおいて「青と夏」「インフェルノ」「点描の唄 feat.井上苑子」「僕のこと」「ロマンチシズム」「WanteD! WanteD!」の6曲が総再生数1億回を突破(「青と夏」「インフェルノ」「点描の唄 feat.井上苑子」は3億回を突破)するなど、リリースした楽曲の総再生数は35億回を越えている。(再生回数は2022年8月31日時点)

約1年8ヶ月の活動休止期間を経て、現在のメンバー編成となり、2022年3月に『フェーズ2開幕』とし活動を再開。同年7月8日にミニアルバム「Unity」をリリースするとともに、一夜限りの復活ライブ「Utopia」を開催した。また、映画「ONE PIECE FILM RED」に劇中歌「私は最強」を提供、11月9日には最新シングルとして映画「ラーゲリより愛を込めて」の主題歌「Soranji」のリリースを予定している。